概要
2025年9月にルーレオからストックホルムまでの夜行列車を利用した時の乗車記です。
乗車したのはSJ(スウェーデン国鉄)のNattåg 91です。ルーレオ駅が始発駅でストックホルム中央駅が終着駅の列車になります。途中のボーデン駅で進行方向が反対になります。
実際に乗車予定の方は必ずSJの夜行列車のページも参照してください。
座席等のクラスについて
車両としては1等寝台、2等寝台、クシェット、座席の4種類あるようです。ほかに食堂車が連結されていました。
1等寝台客車
1等寝台は1部屋あたり2台のベッドがあり、すべてプライベートルームの様です。個室内にトイレとシャワーも備わっています。
1等ではラウンジのサービスや朝食のサービスがあるようです。→SJのサイトの朝食のページ
2等寝台客車
寝台客車1両中にはトイレ2か所とシャワールームがありました。

2等寝台客室
客室は1部屋あたりベッドが3台あります。洗面台もありました。(WL6型客車)1両あたり13部屋あるようですが、コネクティングルームは無さそうでした。
部屋は基本、共有となっていますが、予約時に占有(要追加料金)も選べる様です。
洗面台の水を飲むことはできませんが、250mlの紙パック水が部屋に備え付けられています。

寝台客車の廊下
鍵はオートロックでした。
廊下側には折りたたみ椅子などは無いようです。(クシェット車両には椅子がありました)

寝台客室のトイレ
タンク式でしたので、停車中も使えます。

寝台客室のシャワールーム
シャワーを利用する際は各寝台客室に置いてあるシャワー用の鍵を利用します。予約などは必要ありません。
脱衣所にはタオルのストックもありました。壁掛けドライヤーもありました。石鹸はありましたが、切れていたのでシャンプー類は持参された方が良いと思います。
お湯はちゃんと出ますが、車両が傾くと水流がちょろちょろになったり、温度が変わる事がありました。
クシェット(簡易寝台)客車

クシェット客室
窓の所に置いてある緑色の物は飲料水の紙パックです。
客室は1部屋あたりベッドが6台あります。予約時に男性、女性、混合のコンパートメントが選べる様です。コンパートメント占有も出来るようです。
クシェット利用客はシャワーの利用ができません。

クシェット車両の廊下
座席客車

座席客室
食堂車について
レストランではなく、売店+カフェスタイルでした。支払いはクレジットカードが使えました。(SJポイントやSwishという決済サービスも使えるようです。現金は使用できなさそうです。)

食堂車

食堂車のメニュー
詳細は公式サイトのページを確認してください。
パスタサラダ(300g)は95SEK(1,550円くらい)
シナモンパンは30SEK(490円くらい)
水は24SEK(400円くらい)
コーヒーは29SEK(480円くらい)

アルコールもあります。
弁当などは温めてから提供してもらえます。
食事を注文すればドリンクが15SEK(250円くらい)で付けられる様です。

右上はベーグル(65SEK、1,050円くらい)
左上はクラブサンドウィッチ(69SEK、1,100円くらい)
右下(ほとんど見えてないですが)はチキン&クスクスボウル(99SEK、1,600円くらい)
予約・チケットについて
自分はSJのWebサイトから予約・支払いをしました。現地で紙のチケットに引き換えるなど、チェックインの必要はありませんでした。
SJのWebサイトでは会員登録をしなくても購入できました。
購入後にメールでPDFのEチケットが送られてきました。乗車車両番号と座席が記載されています。乗車後、車掌が検札に来た時に見せました(印刷しておく必要はありませんでした)。駅に改札はありません(アーランダー中央駅にはあるかもしれませんが)。
チケットには早割があるようです。早めに購入すると安いみたいです。
実は当初、後続の93列車を予約していたのですが、93列車が運休となり、振り替えられました。前日の夜に案内のメールが来て、案内メールに変更されたEチケットが添付されていて、そのまま何も手続きせずに91列車に乗車できました。
なお、SJのWebサイトの「Traffic info」のページから自分の乗車予定の列車の運行情報を確認することができます。今回、自分の乗る予定だった93列車は5日前くらいからこのページで運休になっていました。
もうほんと、旅行中ずっとどうしようか考えていました…
なお、乗車した91列車は定刻で運転しているようでした。

入口は段差が大きいので、重い荷物がある方や足が悪い方は注意してください。



